話すことへの苦手意識
話すことへの苦手意識
プレゼンや営業をする際に
「人前で話すのが苦手」
「何を話しているのか分からなくなる」
「話しているときに頭が真っ白になる」
こういった悩みを抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
確かに人前で話すことは、緊張やプレッシャーを感じうまく話せないかもしれません。
上手に話している人は、自信たっぷりに堂々と話しているように見えます。
話すことに苦手意識がある人は、その「自信」がないのです。
どうやって自信をつければいいのでしょうか。
台本が必要
設計図なしに家は建てられないように、話すことも同じで台本(設計図)がなければどう話を進めていくのか分からなくなります。
話を固めるための、土台を作る「台本」です。
話が上手な人がいますが、最初から上手だったわけではありません。話す前に「台本」を作っています。
周りから見ると、何の準備もせずにスラスラと話をしているように見えるかもしれませんが、ちゃんと台本を作っているのです。
最初は大変ですが慣れてくれば、頭の中で台本作りができるようになります。
台本を作るメリット
・苦手意識をなくさせる
・戦略的な話ができるようになる
・密度の高い構成がたてられる
・聞き手の興味を引く話ができる
⇒結果、「自信」につながります
でも、台本って「何から始めればいいかわからない」、「文章がなかなか書けない」、と思われるかもしれません。
台本作りのポイント
- 聞き手の問題提起、どんな不安要素があるかを把握する
- 聞き手のどのような事を解決をするか、またどんなメリット・改善策があるのか
- 「聞き手の問題点」、「メリット・改善策」を整理してまとめる
台本作りの手順
1.話す内容や構成を考える前に、今頭に浮かんでいるアイデアをすべて書き出します。
(順番など考えず思いついたことを書き出す。)
2.骨組みを作ります。
聞き手の問題点・不安要素,メリット・改善策の構成に、先ほどのアイデアを入れていきます。
ピラミッドスクラクチャーのフレームワークを用いると効果的です。
「ピラミッドストラクチャー」
聞き手に伝えたいテーマから「結論」を決め「根拠」を下に複数配置し、ピラミッド型になるフレームワークです。
メリット
・頭の中が整理される
・思考回路の紐づけができる
・情報を聞き手に伝え易くなる
・話の説得力が増す
(論理的に話ができる)
・聞き手が理解し易くなる
3.最後にまとめていきます。
CREC法を用いてまとめると効果的です。
「CREC法」
「CREC法」とは、アルファベットの頭文字をとったもので、伝える順を示したものです。
はじめに結論を話します、そのあとに理由を説明し、納得できるような事例を述べ、最後にもう一度結論、という順番で話し方を組み立てていく方法です。
メリット
・分かりやすく論理的に相手に伝えることができる
・相手の印象に残す文章を作ることができる
まとめ
- 台本作成は大切なスキルです。
- 自信をもって話をするために、台本を作りましょう。
- まずは、型に沿って作成し、慣れてくるとオリジナリティーを付け加えると良いでしょう。