思い込みを捨てる

思い込みを捨てる

私たちは思い込みに支配されやすい生き物です。自分が思い込んでしまっている時というのは、それが思い込みとすら気付けません。ハッと気付いたときに、「あ、そういうことか…」となり周囲が見えてきます。

ビジネスにおいても、思い込みをしていることってありませんか?

思い込みによって視野が狭くなります。
見えていることだけが正しいという誤った判断はビジネスが失敗する要因になります。
見えない部分をいかに見れるかがマーケティングでは大事になります。

物事を正しく見て判断することで、正しいマーケティングができます。
では、物事を正しく見るためにはどうすればよいのでしょうか。

FACTFULNESS(ファクトフルネス)

FACTFULNESS(ファクトフルネス)・・・データをもとに世の中を正しく見ること

著者ハンス・ロスリング氏の「FACTFULNESS(ファクトフルネス)」
ビル・ゲイツや、バラク・オバマ元アメリカ大統領も大絶賛した本になります。

多くの人が現在の世界の状況について誤った認識をしています。
それが思い込みです。私たちにはどんな思い込みがあるのか見ていきましょう。

人間の本能

下記の問いを考えてみてください。

Q1.世界の人口のうち、極度の貧困にある人の割合は過去20年でどう変わったでしょうか?
① 約2倍になった
② あまり変わっていない
③ 半分になった

Q2.世界中の1歳児で予防接種を受けられている割合はどれくらいでしょうか?
① 20%
② 50%
③ 80%

答えは、どちらも ③ です。

著者のハンス・ロスリング氏は、何千人という人にこの質問をしました。結果はどうだったでしょうか。
3択なので、考えずに答えても30%程度の正解率になりそうですが、たった10%程度の正解率だったそうです。
正解確率と学力には、あまり関係がなかったようです。

ということは、皆が同じ勘違いをしているということです。

なぜなのか、それは「人間には物事をドラマチックに見てしまう本能がある」ということです。

これは、私たちは考えるときにデータではなく、頭の中に描かれるドラマに影響されてしまうということです。

分断本能

「分断本能」とは

世界は対立する2つに分断されているという思い込みです。

分断本能

しかし、この世界は単純に2つに分断できません。
2つに分断してしまうと、物事の本質が見えなくなります。

何が大切かというと、白か黒だけではなく、グラデーション(中間層)があるということです。
そして、その中間層が大半を占めているということを理解しておくべきです。

ビジネスでも、両極端に判断せず本質を見極め、柔軟に対応する必要があるでしょう。

ネガティブ本能

「ネガティブ本能」とは、世の中がどんどん悪くなっているという思い込みのことです。

私たちは物事のポジティブな面よりも、ネガティブな面に注目しやすい本能を持ちます。

その性質をうまく利用しているのがメディアです。メディアはネガティブな要素を強調した情報を多く発信することで共感を得ようとします。

ネガティブに囚われてしまうと、物事の本質が見えなくなります。

ネガティブ本能を抑えるには、ネガティブな情報に気付き、ネガティブな情報の方が圧倒的に耳に入りやすいと覚えておくことです。
ですから、ビジネスにおいてもネガティブな感情に流されず、見えているモノや情報を違う角度から見て疑うという姿勢が大切です。

ネガティブな情報に流され、ビジネスチャンスを逃がしているかもしれません。

本書には、この他にも惑わされがちな人間の本能について書かれています。ご興味ある方は、読んでみてください。

まとめ

人間に備わった本能により、思い込みや感情に流され間違った見方・判断をしてしまい、本質を見逃しやすい傾向にあります。思い込みによってビジネスチャンスを逃がしているかもしれません。

  • 人間の本能を理解し、ビジネスシーンでも疑いの目が必要。
  • 感情ではなくデータをもとに、正しい判断をする。
  • 事実と解釈を分けて考える。
  • 事実が何なのかを冷静に見る。

前の記事

情報の必要性

次の記事

仕組化